勇者の冒険II
ツクールSNSに投稿した内容ですが、転載。
ダウンロード先:
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/game/se449947.html
現在プレーしているロディさん作品。ツクVX作品。
王道系のRPG。今、船を手に入れたところ。あらゆる意味で王道。
ゲームシステムは、
町に行く→以来を受けて近くのダンジョンへ
その繰り返しが気持ちいい。ダンジョンはVXの自動生成を使っている。
宝箱が画面の見える場所においてあるので
取りに行くのが楽しい。船を手に入れて世界中を回ってみると、
今度は船で入れないようにそびえる山に囲まれた場所を
見つける。この感覚を最近味わったのって、ドラクエ以来だ。
そう、そのくらい、貴重な経験。まさに王道。嬉しいじゃないか。
最近のツクール作品を見回すと、
変にオリジナリティを出そうとして複雑に
なっている。(僕も例外ではないのでえらそうなこと言えない。)でも僕達が求めている、共通認識、コモンセンスのRPGって
なんだろうって考えると、まさにこういうのじゃないか、って
気がしてくる。なんのてらいもない。だからこそ王道。
創作の原点ってなんなのか、改めて思い知らせてくれる。
皆が奇をてらうなか、まさに王道が異彩を放つとは
皮肉でもあり、また必然でもある。いいことばかりではなく悪いことも書いておく:
個人的には、これでバランスがもっと絶妙になれば
かなり嬉しいのだが、やはりツクVXの戦闘計算式では
いろいろ難しいのかな、なんて思ったりもしました。ゲームバランスは決して悪くないので挫折することはない。
しかし、武器と魔法のバランスが気になった。
魔法の威力が強すぎて、武器の出番がない。
しかも武器はよく空振りする。魔法は空振りしない。
よって武器を買い換える楽しさがない。
主人公も武器ではなく魔法ばかり使わせていた。
このため戦闘では、戦士系のルダールの影が一番薄い。思えば、ドラクエ2や3では戦士系が一番戦闘で
活躍していたのだが。このあたりの戦闘バランスの絶妙さまで調整できるように
なったとき、王道系作品はもっともっと評価されることに
なると思う。思えばバランス調整は、やはりツクラーとして
一番本質的な課題だと感じる。サンプルのBuried Bookなんか
見ていても、それは思う。
あれも、戦闘バランスは悪くないが、
1回の戦闘に結構時間がかかってたるいとか、
AI強制行動のキャラが魔法をぶっ放しすぎてMPが
すぐなくなるとか、いろいろあった。バランス調整が求められているのかもしれない。
僕もどっか裏方になって調整役を買って出ようかと思ったりした。話がそれてしまった。
勇者の冒険IIは、てらいがないことこそが個性になっている。
ひとまず少しずつプレーしてクリアしてみようと思う。
結局多忙のため、まだクリアしていませんが、王道系RPGが好きな人にはおすすめです。