神無月サスケの波瀾万丈な日常

神無月サスケのツイッター(@ktakaki00)を補完する長文を書きます。

エスケー氏の「フリーゲームをふりかえる」に対する3年後の僕の返答

この文章について

この文章はid:Untouchable 氏(@Antouchable)のツイッターでの以下のツイートに触発されて書いたものである。

https://twitter.com/Antouchable/status/225732325890199552

もう三年前か…中編・後編はまだかのう d.hatena.ne.jp/esu-kei/20090719/p1

ツイッターで書く予定だった文章であるが、若干長くなったのでブログに書くことにした。全てのパラグラフが140文字以内になっており、文末に(続)がつくのはそのためである。

本文

とある方がエスケー氏の「フリーソフトをふりかえる(http://d.hatena.ne.jp/esu-kei/20090719/p1)」のリンクを張っていた。もう3年前の記事だが、僕にはその記事に対して並々ならぬ思い(ネガティブな方)を持っている。波風が立つと思って黙っていたが、今こそ書いてみようと思う。(続)

執筆者のエスケー氏はいつも意識の高い文章を書く人だった。しかしこの記事に僕は愕然とした。制作中の拙作の話から始まるのだが「制作は難航している、そしてシェアウェア化が発表された」という内容が淡々と書かれていた。そこはそう結論から入っちゃいけないところだろう、って。(続)

彼の引用している僕の記事を読めばムンホイXPで僕がどれだけ周囲の声に悩まされて葛藤したか、このことを一番伝えたかったのであり、シェア化は単なるひとつの結論だと分かるはずだ。なぜこの人は僕の葛藤の経緯を考慮せず、「シェアウェア化」というセンセーショナルな言葉にだけ飛びついたのか。(続)

……僕はそのブログ記事を読み、それまで尊敬していた彼に疑問を抱き始めた。しかしその時は、一度きりだと期待して黙っていた。だがその後の彼とのメールのやり取りで、彼のさらに酷い、耳を疑うような発言を繰り返され、僕はすっかり冷めてしまった。そこを説明していく。(続)

彼はその記事公開後まず僕に、ムンホイXP体験版の批判的な感想を付けて僕にメールを送ってきた。「どこそこのシーンでああいうのがあったのはさすがに良くない」と。そういう反響にうんざりしたから今はそっとしておいてと僕が書いてたのを読んだだろあんたは。(続)

今、その時の彼のメールを読み返して見た。敢えてそこから引用する。『そもそも「please don't disturb」と書いているのに、僕のやってることはドンドンとホテルのドアを叩いているようなものです。』分かっていてやったんだなお前は。自分なら許されると勘違いしてないか。(続)

そこで苛立った僕は返事で僕の気持ちを察してくれるようにほのめかした。そうしたら彼の次の返事には何を勘違いしたのかこう書かれていた「すみません、お金がないのでカンパはできません」。完全に話がかみ合ってない。カンパ募集検討は事実だが、なぜそこだけを突く。僕は金の亡者か。(続)

結局エスケー氏に露骨な不満の意思は示さなかったが、ショックは大きかった。彼ほど信頼を寄せていた人が、ここまで無理解な人間だったとは。はっきり言う。彼がムンホイXPの制作意欲にとどめの一撃を差した。僕はこれで制作中止を心の中で決めたのだ。(再開に2年弱かかった)(続)

でもエスケー氏は未だに自分がしたことを自覚して無いだろうね。僕がその後ツイッターを始めたら彼は僕をフォローしてきた。でも僕は即効でブロックしたね。彼が僕がブロックした記念すべき最初の人だ。もしかすると未だに彼は僕がブロックしたことに気づいてないかもしれない。(続)

僕がこの一件で悟ったのは、彼は長文で取り繕うのは得意だし知的に文章を見せることは出来るけど、他者への配慮はされていないから知らず知らずのうちに人を傷つける文章になってる可能性があるってこと。彼のブログはコメント不可だが、書けたら何を書かれていたことか。(続)

結論。僕の周囲のフリーゲームに意識の高い人は皆エスケー氏を尊敬しているだろう。僕もそうだった。しかし拙作の制作難航という「苦境」への彼の対応で僕は冷めた。人格って普段の文章より、こういう局面での対応であぶりだされるものなんだな、と痛感。(続)

追記。今「フリーソフトをふりかえる」を読むと、考慮をにじませる文面が加筆修正されてるようだ。しかし僕は初版の文面をしっかり覚えている。作者を確実に傷つけるあの文面を。今更直しても後の祭りだ。(終)