神無月サスケの波瀾万丈な日常

神無月サスケのツイッター(@ktakaki00)を補完する長文を書きます。

ツクールモバイル、今後の注目作を発見

ツクールモバイル@RPG、好評なようで何よりです。ただ、対応機種がFOMA 900iシリーズのみということで、まだプレーできていない人も多いのではないでしょうか。僕もその1人です。そもそも僕の携帯電話はauです。『ぼくのすむまち』を実機でプレーしたことがありません。

しかしそんな僕、そしてきっと皆さんの心も確実に揺さぶってくれるであろうニュースを発見しました。それは、ツクールモバイル@RPGの次期連載と思しき、9月以降配信開始の作品の情報です。僕が見つけただけで既に2作品確認しました。

コープスパーティー

http://gris2.blog70.fc2.com/blog-category-3.html

あの不朽の名作、コープスパーティーがツクールモバイルに移植中とのことです!コープスパーティーとは、第2回Aコンの最優秀賞に輝いた作品です。ジャンルは学園物ホラー。RPGというよりアドベンチャーに近いのですが、当時としては珍しい顔グラフィックの表示など、Dante98の限られた機能をフル活用した演出が評価されまています。

コンテストパークがインターネット上ではなくソフコンという雑誌上で行われていた時代の名作で、当時のアマチュアクリエイターのほぼ必須科目とも言える作品でした。実際、ホラーゲームに全く詳しくない僕もプレーしています。(そして微妙にはずしているレビューも書きました。ただしこのレビューは、コープスの面白さを(恐らく)理解していない僕という人間が書いているので、読むのはお勧めしません。)ツクール歴がそれほど長くない人でも、きっと名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。

当時の思い出がある人も、名前だけしか知らない人も、ツクールモバイルでのコープスパーティーを楽しみに待ちましょう。

ミチル見参外伝

http://muu.in/asason/game8.htm
作者ホームページ

『ミチル見参』は、最近のコンテストパークで金賞を受賞した作品のようですが、和風RPGです。iアプリはその外伝ということですね。

個人的に、和風のが出てくれるという点が非常に魅力です。中世風ファンタジーの世界観にはなかなか感情移入できないのですが、和風なら大丈夫です。ちょっとギャグ調な感じで、拙作「ぼくのすむまち」の独特の重たさやメッセージ性で満腹(満喫?うんざり?)した後には、うってつけだと思います。

作者さんには是非頑張ってもらいたいです。応援。和風の世界観が好きな人は一緒に応援してあげてください。(個人的にはキャラクターもかなりツボです。)

また、小さいことですが一つ注目しているのが、作中で教会をどう表現するのか、ってこと。きっと、バテレンさんを出して教会にするのでしょう。僕がこれを気にしているのは、ツクール for Mobileでは、イベントコマンドで蘇生させることができず教会が必須という仕様があるからです。ついでに言うとHPがゼロになると『死亡』になり、棺おけのグラフィックは変更できません(この点は、拙作「ぼくのすむまち」についてもテストプレーの段階から、ちらほら意見が挙がっていた)。このため、現代物や和風の世界観には合わない部分もあると言えます。

しかし、こういう『仕様に基づく不自然』というのは、昔のツクール(家庭用ツクールSuper Danteや、Windows以前のツクール、例えばDante98など)の時代は、プレイヤーの側も事情を理解しており「ま、しょうがないよね」ってことで脳内補完してくれていたものです。ツクール2000以降の自由度の高いツクールに慣れてしまった人には違和感をおぼえる部分もあると思いますが、「仕様の制限を活かして、逆に作品の個性にしていく」という昔ながらのツクールの趣きを、この作者さんも、そしてプレイヤーの皆さんも、感じていってくれたらいいなと思いました。

結論

僕が偶然発見したのは2作品だけだが、もっと多くの人が制作依頼を受けて制作しているだろうし、ブログで制作を表明している人ももっといると思う。一つ確実なのは、今後もツクールモバイルからは目が離せないと言う事だ。だんだんワクワクしてくる、この感覚を味わうのは本当に久しぶりだ。