神無月サスケの波瀾万丈な日常

神無月サスケのツイッター(@ktakaki00)を補完する長文を書きます。

困った友人3・友人の理解に苦しむ価値観

先日書いた困った友人の話(d:id:ktakaki:20120517:p1)について、彼から縁を切られた経緯について思ったことを昨日ツイッターに書いたので転載する。よろしければ読んでいただきたい。

https://twitter.com/ktakaki00/status/218737859195191298

本気で人を敵に回したことのない「普段は人当たりがいいけど隙がある人」が「本気で地獄を経験してそこから這い上がってきた人」を敵に回しがち。人当たりのいい人に限って「思想信条に関する話は、不用意に話すと人を傷つけることがある」ってことを分かってない場合が多いんだよなあ。

https://twitter.com/ktakaki00/status/218759894290022402

僕は思想信条に関する話は、いろんな考えの人がいると思いあまりツイッターには書かず、代わりに然るべき場所で声をあげることにしている。僕と親しかったとある方は逆で、ツイッターでは偉そうに思想信条の話をするのに、然るべき場所で声を上げた僕に露骨な嫌悪感を示した。どっちがずれてるのかな。

https://twitter.com/ktakaki00/status/218919769569640451

補足。先のツイートで「僕」と「僕と親しかったとある方」は思想信条的にかなり共通する関係であり、決して対立する関係ではなかった。それなのにこういう隔たりが出来てしまった。僕は首を傾げている。結局彼からは逆上され一方的に縁を切られた。どうやら僕は「人当たりのいい人」を敵に回すらしい。

https://twitter.com/ktakaki00/status/218919842974138368

さらに補足。僕が言う「然るべき場所」というのは、具体的には書きませんが、それぞれの特定の問題に対して、同じ考えを持つ人達の集まりです。それぞれ細かい部分での考え方は違いますが、その点については共通、と。まとまってデモのような行動を起こすことも含まれます。

これに対してとある人(めいとら氏 @maytora_act)の反応
https://twitter.com/maytora_act/status/218787226056790018

@ktakaki00 もしそうなら、その『とある方』のほうが明らかにおかしい。その人が何か勘違いしてるか、サスケさんが意識してない範囲で別の事で怒ったか、突発的な被害妄想的みたいな何かのような曖昧な事で怒ったに違いない

皆さんはどう思うだろうか。

続・困った友人:本を読まない人が自分の直感に身を委ねてはいけない理由

先日話した(d:id:ktakaki:20120504:p1)、困った友人について。

最近彼のツイッターを久しぶりに見ると、さらに暴走していた。彼のフォロワーさんたちは彼のツイートを観て一体どう思っているのだろうか、心配だ。

彼はツイートで、自分と相容れない考えを「過激だ」「もっと考えることがあるんじゃない?」と批判し始めている。しかもこれは「自分で考えることが大切だと目覚めた」とあるから自分で考えた結果らしい。これだけだと分かりづらいだろうが(ツイート内容の詳細を書くと個人が特定できる恐れがあるので避ける)以前の彼の主張と矛盾しているばかりか、現状の彼自身の自己批判のようにさえ見える。なによりその一連のツイートの意見自体に一貫性を感じず、それ自体が矛盾しているように感じた。

なんで彼はこんなおかしな事を言い出したのか。

恐らく彼は今、自分の目から鱗が落ちたと思っているのだろう。しかし、目から鱗が落ちたと思っていたら、実は目に鱗が入っていた、ということが多々ある。今の彼は、まさにその状況だ。誰か周囲に注意してくれる人がいれば、そうはならずに済んだのだろうが、彼はそういう話が出来る友人とことごとく縁を切ったらしく、どんどん暴走している。

こうなった理由の一つは、普段彼が本を読まないからだと感じた。ノンフィクションで小説でもいいから、普段から本を読んでいれば、仮に歴史や政治経済などの専門分野の「知識」には明るくなくても、そこにある「人間心理」の部分に対する考察はかなり豊かになる。そして、人間心理に対する考え方を理解すれば、歴史や政治経済も人間の作るものであるため、根底に流れる部分は理解できる。つまり、人間性を豊かにしたければ、本は読むべきなのだ。しかし、彼は本を読まないため、「人間心理に対する考え方」が貧しく感じた。

また、彼は、本や他人の意見に耳を傾けないため、幅広い物の考え方が出来ない。通常、対立する意見がある問題に対して、どちらかの意見を支持する場合、冷静な人なら、自分の賛成する意見と反対する意見を見たで熟考して、その結果、自分の支持する側を確定し、理解を深めていくものである。しかしそうでない人は、自分の感情ありきで、一方的なものの見方をして決め付け、他人の意見を聞いたり、そういう本を読んだりしない。そういう危うい人は、あるとき何かの拍子に考えがひっくり返ると、オセロの白が黒にひっくり返るように、途端に正反対のことを言い出すのである。本を読まない人は、幅広い意見を許容しない人であり、非常に危うい。彼がまさにそういう「危うい人」である。

本を読まず、人の意見にも耳を貸さず、層の厚い考察が出来ない、そういう「危うい人」が自分の意思決定の礎とするのは「自分の直感」だけになる。

彼は以前から、頑なに「自分の直感」を尊いものだと信じていた。彼はよく口にしていた、「人間の思考エンジンには2つあり、一つは頭、一つは心である。頭が混乱したら、心に向けてみよう」と。これはある部分では正しい。頭は論理的に物を考えるから、複雑な問題がどっと入ってくると一気に整理が出来なくなる。一方心はこれまでの経験を非論理的な形で整理できるから、心に頼ったほうが、思わぬ解決策が生まれることがあるのだ。この「頭と心」、人によっては左脳と右脳という人もいるかもしれない。今の彼は感じているのだろう、理屈で考えても仕方が無い、と「自分の直感」だけで動き、物を言うべきだ、と。

しかし、である。直感とは、それまでの人生経験および積み上げた知識が物をいう。その知識の中には、まさに本で読んで得た「人間心理に対する考え方」が含まれる。本を読まない人でも、人生について深く語り合う友人がいれば、その人と語り合うことでそれを得られる。しかし彼はそういう人達を「耳障りなことを言う」と切ってしまった。そういう人は、自分の経験だけが頼りになってしまう。しかしせいぜい20〜30年生きている人の人生経験なんてたかが知れている。世界中を旅するとか起業するとか、そういう一味違った経験をしている人ならもちろん話は別だが、そういう人ほど、多くの本を読み、多くの人に会っているものだ。そうでない凡人の、本を読まずに人にも相談せずに、自分自身の経験だけで出てきた直感なんて、大したものではないのだ。

本当に直感を働かせたいのなら、もっと本を読むべきだし、様々な人と深いレベルで話をするべきだし、いろんな意見に耳を傾けて検討すべきなのだ。彼にはそれらが圧倒的に足りない。そのため、今の彼は非常に危うい。

果たして今後、彼はどうなっていくのだろうか。何か言ってやりたいが、僕は彼から逆上されて一方的に関係を切られた身。いちいち口を出す義理もない。結論を出せないまま、今日はここまで。

困った友人のこと

僕の困った友人の話を書きます。本当はツイッターに書こうと思いましたが、あまりに長くなりすぎたので、ブログに書きました。僕のブログにしてはやや口語的で、1パラグラフが全て140文字以内に分けられているのはそのためです:

僕には親しい友達がいる。正式にはいた、という方がいいかもしれない。彼は家族に内緒で高額の借金をしてきたし、散財が凄かった。毎年4回ほど旅行に行き、その度に高額なものを買っていたし、日常でもやたら高級品を買っていたようだ。

僕は彼とは長い付き合いだった。最近も電話で相談を受けていた。しかし、結構彼の態度には気になる部分があった。それで今年の頭、彼に「最近ちょっとたるんでいないか?」と指摘したが、それで逆上され、一方的に関係を切られてしまった。

彼は、リボ払いのクレジットカードで買い物を続け百万近い債務を背負った挙句税金関係(市民税や保険料など)のお金もずっと滞納していた状態だった。税金関係は家族会議(後述するが僕が提案した)で言われてようやく分割で少しずつ支払いを始めたらしい。

僕は放置して自滅させる選択肢もあった。しかしお金の件は彼の家族にも迷惑がかかる。彼の家族にはお世話になった。それで、家族にもこのことを電話で相談した。お母様は、弟や妹達はしっかりしているのに彼だけ……とかなり心配していた様子だった。

僕が彼の借金に対して黙ってきたのは、借金がこんな額なんて知らなかったことと、彼自身にもその程度の節度はあるだろうと信じてきたからだった。何より、彼に夢を目指して欲しかったからお金の話は二の次だった。彼に縁を切られ、彼の両親に相談し、初めて彼の借金の額が分かってびっくりした。

僕は、彼にはしっかり夢を目指して欲しいと思い、そのように助言してきたつもりだった。正社員になるかどうか悩んだときに、夢があるなら若いうちに目指すべき、と言った(今ではそのことに責任を感じている)。しかし彼は、一向に夢に向けた努力はしなかった。仕事もふらふらと派遣を転々としている。

僕の周りで、夢を目指し、それで食べようとしている人がいるが、皆、芯が通っている。「駄目だったら溶接の仕事につく」と言っている人もいるが、夢を目指した経験のある人はタフなので、仮に夢で食べていけなくても、結構、何とかなる。しかし、夢を目指さずふらふらしていた人は違う。

彼は、このGWに東北に旅行に行ってきたようだ。結構散財したようだ。「東北にお金を落とすのも目的」と話していたようだ。考えとしては立派だが、そういうのはまず、自分の懐具合を勘案してするべきものではないか。以前は僕が彼の行きすぎを指摘していた。誰も指摘しない今は危ういと思った。

彼は、家族の言うことを聞かない。自分からそう話していた。よく、家族からたまに思いついたように「ちゃんとした仕事見つけろ」と言われているが、そんなものは聞き流している、と。だから僕はご両親に、家族会議を開く形できちんと問い詰めることを提案した。

彼には自分が本当にやりたいことが何か見つけて欲しいし、さもなくば正社員になるなりして身を固めて欲しいと思う。彼はいつもやりたいことがあると言うが、大抵3ヶ月すると違うことを言い出す。前は「尾道は良かったので住みたい」と言い、3ヶ月経つと「やっぱり京都で仕事を探したい」と言ったり。

仮に本当に京都で働きたいのなら、身体一つで飛び込んで、住み込みで働かせてくれる旅館なんて探せばいくらでもあるだろう。なぜすぐに動けないのか。……電話で両親にそう話すと「彼は人付き合いが苦手だから、接客業や、中間管理職はつとまらない」と話してくれて、少し腑に落ちた。

彼は僕と同じように発達障害の部分があったんだろうね。僕の方は診断を受けてる症状なので気付かなかったが。発達障害の人って、二次障害が出やすい。躁状態になって散財をするのも、対人面の仕事で鬱になるのも、そうなんだろうな、と思う。

彼はうつ病と診断されているようだが、言動を見ていると、それは誤診だ。突然気が大きくなる、躁状態が出るのは、双極性障害である。これらは薬も治療方法も全然違うし、精神科の先生も誤診しやすいため、一度自己申告した方がいいと思っているんだが。

彼のことは、共通の友人にも相談して、どうするか考えている。彼には早く本当にやりたいことを見つける努力をすることが必要だし、その夢の実現のために、いろんな欲望を我慢する必要もあるだろう。借金は一番に何とかしないと……話し合っている。

そもそも昔の彼はこんなんではなかった。正義感もあるし、夢も持っていて、人当たりもよかった。そんな彼が、明らかに劣化して、「かっこ悪くなって」いると感じた。夢に敗れたのか、仕事に失望したのか、彼の持っている利点を自らことごとく棄ててしまったように僕には思えた。

僕はそのことを指摘して、長年の関係を切られてしまった。僕は歯に衣着せないものの言い方をするため、僕の言い方が悪かったのだろう。そこは申し訳なく思う。ただ、僕はまだ彼を信じている。僕と仲直りはしなくてもいいから、前のようにちゃんとして、周囲に迷惑をかけない人になってほしい。

彼は過去は本当にこんな人ではなかった。ただ少し暴走しがちなところはあったが。夢に溢れていて、貪欲にチャレンジする人だった。暴走しがちな部分については、僕がセーブさせることで、いい塩梅にしてきた自負はある。もう、あの頃のように彼と夢を語り合うことは出来ないのだろうか。

彼は本当に根はいい人だと思う。歳を経て、出来ることと出来ないことが分かって来たんだと思う。僕も同じような経験をして、今は無理のない生活をしている。だから彼にも今こそ、自分を見つめなおして出来ることをして欲しいと思う。世の中に失望したなどと言って安易な道を選ばないで欲しい。

最後に。長年付き合ってきた僕を一方的に切った貴方へ。崖に向かって一直線に突っ走ってきた貴方を、僕は何度も止めてきました。全て自分の力だと勘違いしておられるようですが、また何か起こしてからでは遅いです。万が一貴方が泣きついてきたら、受け止めるつもりですので、まだ連絡は待ってます。

……僕の困った友人の話は、以上でした。あまり表に書く話でもないかもしれませんが、どうしても誰かに知ってもらいたかったので。

年末に今年を振り返る

皆さん、大晦日ですよ、大晦日。しかし僕にはその実感がさっぱり湧きません。何というか、取りあえず年末のあれこれはしたのですが、どうしても。まあこんなものでしょうね、昨年も同じことを感じていた気がします。

今年を振り返ってみると、最初はずっとネットから離れていた僕ですが、2月末にぱるんさんのお父様からぱるんさんの逝去のことを知らされて、それをいち早く伝えることにしたのが全ての始まりでした。その後、9割近くまで作って塩漬けになっていたムンホイXPを完成させて4月に公開したこと、ちまちまと7月までバージョンアップを続けたこと、そして12月に発売されたRPGツクールVX Aceに向けてサンプルゲームの制作などを行った事が挙げられます。

……こう書いてみるとツクール三昧ですね、僕の今年は。2作品発表できたのはこれまでの僕の経験から言っても初めてではないでしょうか(ぼくのすむまちの1〜6話のように連載型のは1作品とカウントすると)。まあ、ツクールというかネット上以外の活動はあまり楽しくありませんでしたし、特筆することもありませんでした。ネット上で完結した一年でした。来年はもう少し外の世界にも目を向けたいですね。出来たらいいですね。出来ないかもしれませんが。うつ病の僕だから内にこもっていましたが、外に出たほうがいいですね、そうですね。

地震についてお見舞い申し上げます。

今月11日の震災、既に時期を逃したので書くかどうか迷いましたが、お見舞いの気持ちを申し上げるためにも書かせていただきます。

関東、東北地方で震災にあわれた方、不便な生活を強いられている皆様にお見舞い申し上げます。

僕は九州在住ということで被災は免れたのですが、何か出来ることはないか、と思いせめて募金だけでも、と思い、募金箱を見つけたら募金はしっかりとしていくことにしています。

日々のニュースを見ていると、まだまだ復興には時間がかかるのかもしれません。しかし、こういうときこそ、希望を持つこと、強く生きることが必要になるのでしょう。僕も出来る限りのことをしながら、応援せずにはいられません。

現在作っている作品が、誰かの心を慰めることが出来たら、という気持ちも持ちつつ制作をしていくことにします。

最近の僕

こうやって、新作が公開できて、ひとまず落ち着いていますが、Xbox360でも公開できるようになるまで、もう少しやることがありそうです。アクションゲームツクール布教のためにも、もうひと頑張りします。

さて、以前も書いたとおり、最近の僕はtwitterにはまりこんでます(IDはktakaki00です)。細かい日常はそちらに書いているので興味のある方はどうぞ。

そして、そろそろ落ち着いてきたので一旦クールダウンしてから、様々な作業を再開できたらいいな、と思います。この夏の暑い時期は、毎年どうしても創作意欲がわかないことが多いのですが、秋の風が吹き始める頃から、再びやる気が起きてきます。少しずつ、再開して行きたいと思います。