神無月サスケの波瀾万丈な日常

神無月サスケのツイッター(@ktakaki00)を補完する長文を書きます。

ツイッターで自分の主義主張に合わない意見を見かけたときの対処法

最近のツイッターの流れを見ていて、少し感じることがあったので、少し長くなるけど書きます。通し番号をつけますので順番に読んでください。

ツイッターに書くつもりでしたが、長くなったのでブログに書きました。全てのパラグラフが140文字以内なのは、そのためです。

第一部:総論:ツイッターでの感情的な議論が不毛な理由

1)よくツイッターで議論をしている人がいるが、それで相手の考えを変えることは無理だと悟るべきだ。朝まで生テレビなんかを観ていれば分かるけど、反論されれば相手は反感を示して余計に意地になるだけ。声が大きい人が勝者。最後はブロックしあって終了。不毛だ。

2)ツイッター上で主義主張の異なる相手を黙らせたり、考えを変えさせたりするのは無理と気付くべき。そのテーマに詳しくない人を洗脳するくらいは出来ても、事実に基づく説得でないなら、その洗脳はすぐ覚める。唯一賢明なのは、誠心誠意事実を話し、理解者を勝ち取っていくことだけだ。

3)本当に相手の考えを変えたいなら、「自身に都合のいい理屈」ではなく「事実」を示すこと。仮に貴方にとって「事実」が都合が悪いので相手をごまかすつもりなら、貴方の方が変わるべき。その上で、仮に相手が自分の結論ありきで貴方の意見を切り捨てたら、彼らはそのうち自滅するから無視してよい。

4)世間では大抵、事実に基づいた意見と、利権に目のくらんだ意見が、一番広まっていくものと相場は決まっている。後者に流されなくないなら、反対意見もよく聞いて、自分で判断するしかない。自分の感情ありきで、反対者を「カルト」や「思考停止」などと誹謗している人の意見が一番聞くに値しない。

5)「ペンは剣より強い」この言葉は、十年単位で見れば真実でないこともある。しかし百年単位で見れば、真実であることは歴史が証明していると感じる。本当に正しいことは発言し続ければ、いつか世間に認められる。貴方の意見は百年単位で主張に堪える物か、胸に手を当て考えるべきだ。(続く)

以上、総論終わり。まだ続きますが、この後は僕の個人的な話題になるので興味がある方のみお付き合い下さい。

第二部:主義主張に我慢が出来ない意見を言う人への実際的な対処法

6)僕がツイッター上で議論する気がないのは、パソコン通信時代の経験による。議論に勝ち負けをつけることは出来ても、負けた側の意見は変えられないと悟った。議論好きは、勝ち負けだけに満足する人が多すぎる。より酷いのは、相手の立場を考えず一方的に主張だけする人間。もううんざり。

7)よく相手を批判する際に「お前は感情的だ」「思考停止」などと言う人がいる。そこで思い出すのが、パソコン通信時代の議論。きちんと相手の意見を聞く不文律があって、その前提で行けば、相手の意見を思考停止などと言うのは反則負けである。大抵思考停止しているのは、この言葉を使った方だ。

8)では、ツイッター上で自分と相反する意見を見かけた時、どうすべきか。僕は反対意見であっても興味深ければツイートを追うが、結論ありきの意見を持つ人には失望し、リムーブする場合もある。議論しても彼らの意見を変えるのは無理だから、嫌なら自分から距離を置くしかない。

9)リムーブされて怒る人はいるだろう。対等に議論しろという人もいるだろう。しかしそれは、相手に自分の土俵に引きずり込むまれろと言っている。傲慢と気付くべきだ。リムーブは、貴方が言いたいことを言った上での相手の反応である。議論に応じるかどうかは、リムーブした側の裁量と理解すべきだ。

10)仮に主義主張の対立が原因で相手にリムーブかブロックされた場合、貴方に出来るのは、自分のTLで自分の主張をすることしかないと気付くべきだ。もちろん、相手にリムーブやブロックを返すのは自由だ。ツイッター上の議論で相手の意見は変えられないと、早く悟るべきなのだ。

11)結局、ツイッターは議論ではなく、主張と意見共有のツールなのだ。貴方が支持される意見を言えばリツイートされて広まるし、仮に貴方が支持できない意見を見たら、反論の代わりに、自分が正しいと思うことを言えばいい。それが皆に支持されれば反対意見を覆せる。そういうことだ。(終)

結論

以上がツイートする予定だった11のパラグラフである。

結果的にであるが「ツイッター上での議論は不毛」ということを敢えてツイッターでは書かずにブログで書けたことは、良かった気がする。ここなら、お互い疲れない範囲であれば、議論してもいいかな、生産的な議論が出来そうだと思わせてくれる、それがツイッターと違う、ブログという場所の「温度差」なのかな、と思った。

また、はてブで共有される可能性があり、そうなれば賛否両論あるだろう。でも僕はそういうはてブという場所が好きだ。そこでの意見はいろいろ参考にしたい。

追記:絡まれたり、親しい人に反論された場合の対処法 (22:15 2012/05/07)

このエントリは、これまで数回、知り合いからメールで「ツイッターで困ってます」という相談を受けたため、返信した内容である。同じことを感じている人も多いと思い公開した次第である。

そして僕に相談してきた人は他の問題も相談していたのを思い出した。こちらの回答も共有の価値があると思い、僕の意見を追記する。

見知らぬ人から絡まれたくない場合の対処法

補1)ツイッター上で自分の意見を書いた結果、反対意見を持つ者に突然絡まれることがある。しかもそういう輩の多くは、結論ありきで物を言い、相手と話し合う気はなく、自分の意見を押し付ける事しか考えない。彼らを避けるために発言を控えるとしてもなお、消極的な意思表示方法がある。

補2)直接的に意見を述べずとも、支持意見をfavしたり支持者をフォローしたりすれば、相手には貴方の支持が伝わる。そのことによって、貴方にも自信が付く。批判者は大抵わざわざfavやフォロワーまで見ないし、仮にそこを批判されたら「favやフォローは必ずしも同意ではない」と言えばいい。

仮にそれでもこういう輩に悩まされたらブロックが有効なのは言うまでもない。

親しい人との論争を避けるための対処法

「話が通じない相手にはリムーブまたはブロック」と前述したが、今度は「話が通じる相手」の場合を述べる。実はこれが一番厄介だ。

補3)自己主張をした結果、これまで貴方と親しかったフォロワーが反感を持ち、関係がこじれる場合がある。貴方がそういう主張を見かけて不快になることもある。これは意外と痛い。特に趣味で繋がっていた人で、普段その趣味の話しかしない人が、突然ある時思想信条の話を始める時は、大抵地雷である。

補4)もし貴方がその問題に対して、賛否両論を吟味した上で意見を持っているなら、相手の発言の経緯が分かるはずだ。仮に相手も吟味した上での反対意見だと分かったら、貴方も自然と納得できるはず。問題は、相手が勉強不足で、不用意に持論を展開した場合。これは不快になって当然。

補5)この場合、本当に親しい相手ならさりげなく忠告出来る。聞いてくれるだろう。問題は、それほど親しくないがツイッター上だけで親しい相手である。さりげない忠告が批判と受け止められ、関係が悪化する可能性がある。一度くらいは大目に見るのも手だが、他に有効な方法はある。

補6)決定打とは言えないが、空中リプライ(相手の意見の返答にあたる文章を、返答ではない形で書くこと)が有効だ。それも空中リプライと気づかれない形でやること。相手が読めば、自分の考えを改めるきっかけになる。直接言うと角が立つが「自発的に気づきを促す」という形なら受け入れられ易い。

補7)それでも我慢が無理そうなら、最後の手段は「そっと」リムーブすること。相手もそれに気づくため、リムーブで返される覚悟も必要だが、そこは割り切るしかない。しかし仮にリムーブされた理由を聞かれたら、チャンスである。相手が話を聞く姿勢なので、意見の相違を述べ話し合えばよい。(終)

大切なのは、話し合うことが出来る場合は(これは少ないチャンス)、貴方が深呼吸して冷静に、相手を尊重して話すこと。

また、上記の他にミュート機能のあるクライアントを使うのも手だが、これは現状打破にならないと思い取り上げなかった。これでいいという人は検討してほしい。