神無月サスケの波瀾万丈な日常

神無月サスケのツイッター(@ktakaki00)を補完する長文を書きます。

忘れられない日

今日は、Re:Kinderや平成ピストルショウの作者、ぱるんさんの一周忌である。僕は今日一日、否が応でもぱるんさんのことを考えてしまうのだろう。そうして一日を過ごすのだろうと思う。

思えば、訃報を知ったのは今年の2月28日のことだった。お父様からのメールで、僕に知らされたのだった。もちろん、最初は信じることが出来なかった。何かの間違いであってほしいと思った。しかしメールを重ねていくうちに残念ながら疑うことは出来なくなっていった。

あれから半年とちょっとだが、世の中はいろいろありすぎた。僕自身にもいろんなことが起こりすぎた。半年というのが信じられない。世の中のスピードが加速していく中を僕は生きている。ぱるんさんはあの世からこの世界をどのように思いながら見ているのだろう。

最近は僕はブログを書かなくなってしまった。自分の書きたいことはTwitterに書くようになったから。でも、ついったーに書いたことは流れていく。Twilogで振り返ることも出来るが、なかなか読み返されない。僕はぱるんさんの一周忌だけは、それじゃいけないと思い、ブログに残すことにした。いつまでも残しておきたいから。

あれから何度彼のことを考えただろうか。ふと彼のことを今でも頭がよぎる。ぱるんさんが死を以って訴えたかったこととは何なのだろうか。創作者にとって、自殺とはそれ自体が大きな表現になる。身近な者の死はそれだけで大きいが、それが表現をしている者の死となると、意味はさらに重みを増してくる。彼の死が僕に、そして我々につきつけたものの大きさは半端ではない。少なくとも僕には言葉で表現出来るレベルを超えている。

僕の中では未だに彼の死は整理し切れていない。このエントリをしたためながら、改めて思った。きっといつまでも整理しきれないままなのだろう。そしてそのことが、僕に影響を与え、僕という人間の表現までも変えていく。きっと皆さんに与えた影響も小さくないのだろうと思う。

最後に。今年4月に僕が公開したムンホイXPのことを。このブログの流れを見ている皆さんは気づいていると思うが、ムンホイXPは一度制作中止を宣言している。ぱるんさんの死が伝えられたのはその数日後だ。そしてその直後、僕は制作を再開しようという気になり、そして完成した。これを僕には単なる偶然とは思えない。彼が何か手を貸してくれたのか……うまく言葉では言い表せないが、創作というものの神秘性に触れることが出来たのだと改めて思う。

本当に、ありがとう。そしてお疲れ様でした。