神無月サスケの波瀾万丈な日常・はてなブログ編

神無月サスケのツイッター(@ktakaki00)を補完する長文を書きます。

ぼくのすむまちがピックアップされる

ツクールWebにて本日「ぼくのすむまち」がピックアップされました!

現代社会に訴えかける 「ぼくのすむまち」 シリーズがアツい!

(追記08/03/21 現在は以下のアドレスで見られます:http://www.enterbrain.co.jp/tkool/_tukumoba_rpg/indiv_boku.html)

紹介文を読むと実に的確に、「作品の毒」と言える部分も含めて紹介していただいているのが、本当に大感激かつ痛快でした。これからプレーする人や、プレーしたいけれど機種の関係でプレーできない人に向けても、的確にレビューされていると感じました。

さて。僕が本連載の依頼を受けた当初、一つの誓いを立てたのを覚えています。それは「まっとうなものを作る」ということでした。

連載開始直後は、初めての人にもオススメできる内容を……そんな気持ちで創作を続けていました。これまで重苦しい話を作り続けてきた僕にとってそれが「まっとうなもの」だと感じていたからです。しかし連載も回を重ね、油が乗ってきたころ「まっとうなもの」とは何だろうか?と疑問を持ち始めた結果、僕の内部で気持ちが変化した気がします。

昨今の携帯電話のコンテンツを見ていても、明るく楽しいものが多いです。この状況で今さら僕が「明るく楽しい」ものを作る必要があるのでしょうか?むしろ、それ以外のものを求めている人も少なくないのではないでしょうか。そういうコンテンツがあまり見当たらないから、僕が作らねば、と感じたのです。

実際、僕の周囲の携帯電話利用者を見ていると、友達が少ない人が少なくありません。一時期ひきこもりがちで、その時期は携帯電話のゲームが心の支えだったという人がいます。案外、こういう人は表に出ないだけで少なくないのではないでしょうか。それどころか、表では「明るく楽し」く振舞っていても裏では淋しい思いをしている、そんな人も案外多い……

彼らには「明るく楽しい」よりも、同じような境遇を経験した人の「メッセージ」が必要なのではないかと感じました。そして、それこそが、僕が作るべき「まっとうなもの」ではないのか。そんな風に思えてきたのでした。

こんな内容の企画、普通だったらなかなか通りません。しかしこのプロットをエンターブレインは快諾してくれました。当初、だめもとで中盤以降のシナリオのプロットを伝えたのですが、「表現には気をつけてください」といったことを言われた程度で製作者の自主性を尊重してくださっています。正直、今の僕はエンターブレインに足を向けて寝られません。

この結果、「何度か編集者らの顔を青くさせる(ツクールWeb紹介文より)」事態になっており、僕の方も「手のかかる奴で本当に申し訳ありません。」と常日頃から申し訳なく思いつつ感謝しております。

そんなツクールWeb紹介文で一番驚いたのが、以下のくだりです。

第3話はホームレスや騒音おばさん、ゴミ屋敷などが題材だったが、α版をプレイ後、編集部からの大きな修正をお願いするに至ったという、良い意味での問題作。

この「第3話はやりたい放題作って、修正をする結果になった」という話は完全に僕が悪いのですし、当然タブーだと感じて黙っていたのですが、編集部の方で打ち明けてくれたことで、僕も胸のつかえが取れたような気がしました。

実際に配信されたバージョンはかなり大人しい表現になってはいるが、いつか未修正バージョンを世に出してみたいとも思える。

このようにあたたかく受け止めてくれて感謝しております。

そして、第5話も、(おそらく今現在チェック中の)編集部を青ざめさせているのかもしれない、そう思うと、改めて「お手数をおかけしてすみません」と思わずにはおれません。本当に感謝しております。ぼくのすむまちは最後まで「まっとうなものを作る」という僕の誓いを守り抜いて作っていきたいと思っております。皆さん楽しみにしていてください。そして編集部の皆様、何卒宜しくお願いします、ペコリ。

最後に

こうやってエンターブレインの皆様もを巻き込んで世に出た「ぼくのすむまち」が、めまぐるしく動く現代社会の中、しんみりしたコンテンツを求めている人の心に届きますように。
そして、そういうコンテンツを懐深く配信してくれるツクールモバイル@RPGがさらなる躍進を遂げますように。

そしてこれを読んだ皆さんの中で、僕と似たような感性を持つ人は、ぜひとも作品を作り上げてください、応援しています。良いものが出来たら、ツクールモバイル@RPGなどエンターブレインのコンテストに作品を投稿しましょう。きっと今の、そしてこれからの世の中が求めているのは、そういうしんみりとした(プレイヤーに内省を求めるような、あるいは派手さはないが訴えかけるものがある)作品なのだと感じています。強烈な作品はエンターブレインの編集部をさらに「青くさせ」てしまいそうですが、それが本当にいい作品ならばきっと喜んでくれるはずです。

追記

ツクールモバイル@RPG紹介サイトで本日紹介されたミチル見参外伝-壱-は、僕も注目している作品ですので、プレーできる方はぜひプレーしてみてください。